僕という人間
ひとり好きはサラリーマンに向いてない
僕はサラリーマンに向いてないと心から感じている。まず、会社という「組織」がだめである。
組織である以上、上司や部下とチームワークを発揮し、
成果を出して行くのが本来の姿。
でも、僕は人と関わるのが苦手である。
それはなぜかと言うと、集団というものは、
争いや面倒事が多いのを知っているからである。
僕は転勤族サラリーマンなのでこれまで色んな部署をまわってきたが、
どこでも同じように人間関係に問題がある。
上司の悪口を言う先輩、使えない部下に愚痴をいう同僚、
パワハラまがいの仕事をふっかける上司、
上げていけばきりがない。
僕は人との争いが嫌いなので、先輩や部下が愚痴を言ってきても
適当に話を合わせている。
下手に反論したら争いに巻き込まれかねないからだ。
そうすると、先輩や後輩たちは僕が愚痴をウンウンと聞くものだから、
幾度となく僕に他人の悪口をいってくる。
それが本当に面倒くさいのだ。
なぜ同じ会社内で仲良く仕事ができないのか。
同じ目標に向かって力を合わせて仕事すればいいじゃないか。
そうは思っているのだが、それ口に出せるほど、
僕には勇気も熱意もないので、ほったらかしている。
サラリーマンには向いてないな、と思いながらも
脱サラして事業を起こすほどの冒険家でもない。
僕にも問題はあるが、組織にも問題がある。
ではどうやったら僕は組織の中で生きていけるか、を考えた。
僕は人見知りは激しいし、口下手だし、集団行動が苦手、
おそらく自分の性格を変えることはおそらくできないだろう。
では、周りの人間関係を改善することはできないか。
そんなやる気もおきないし、熱意もない。
転勤族ということもあり、もし人間関係を改善できたとしても
また他の部署へ転勤してしまう。
それで辿り着いた答えがある。
「組織と接する時間を最大限に減らす」
というものである。
具体的な内容としては、
①全力で仕事に取り組み必ず定時退社する
残業は極力しないようにする。残業すればするほど
人と接する時間が増えてしまうからだ。
定時退社するためには、作業を正確かつ効率化し
計画的に仕事をしないといけない。
僕は自己啓発本を数冊読破して徹底的に仕事術を変えた。
仕事を効率化するのは、重要度の高い仕事をしっかりこなす
ことである。
忙しいと緊急度の高い仕事ばかりをやって、重要度の高い仕事
が疎かになる傾向にある。
ちなみに重要度が高い仕事というのは、
・計画を立てる
・マニュアルを作成する
・戦略を立てる
・トラブル予防の仕組みを作る
・設備をメンテナンスする
のようなものをいう。
これらの仕事は、後に自分を楽にすることになる。
自分が楽になれば、結果的に定時退社ができるということだ。
②自分にしかできない得意な仕事をいくつかもつ
苦手な仕事、経験したことのない仕事は、上司に詳しく指示をもらったり、
先輩に教えてもらったりしないといけないので面倒である。
自分の担当の仕事は自分にしかできない、ぐらいのレベルまで
知識や技術を磨いて、他人に聞かなくてもできるようになれば、
人と関わる時間が減る。
仕事で学んだことは必ずメモを残し、
いつでも見直せるようにする。
同僚に何度も同じことを聞くようなことをしていたら、
本末転倒になるからだ。
③会社の飲み会は二次会以降は参加しない
会社の懇親会と呼ばれる飲み会は、苦痛でしかない。
楽しい話題なんかは一握りで、大体は仕事の話や
苦労話、愚痴や文句などマイナスな話ばかりである。
この人達は本当に楽しいのだろうかと本気で思う。
会社付き合いは拒むことは難しいので、
参加はするが、二次会以上は参加しない。
時間の無駄にしか思わないからである。
この結果、組織との関わりを減らし、
ストレスが減り、自分の自由な時間が増え、
やりたい事ができるようになった。
サラリーマンには向いてないけど、それなりに
対策をうてば、組織で生きていくことができるようになる。
あなたも自分が組織に向いてないと思っているなら、
それを改善するための行動をしてほしい。